モルタル外壁は、継ぎ目の少ない重厚な仕上がりや自由な模様が魅力です。一方、建物の動きや乾燥収縮によってひび割れが生じやすく、状態に合わないまま塗装すると、早期にひび割れや剥がれが再発することがあります。
きれいに長持ちさせるには、塗る前の診断と補修が重要です。

最初にひび割れの幅と原因を確認
髪の毛ほど細いヘアークラックと、幅が広く深い構造的なひび割れでは補修方法が異なります。
細いひび割れは下塗り材や補修材ですり込む方法がありますが、動きが続く割れには溝を設けてシーリング材や樹脂モルタルで補修することもあります。単に上から厚く塗るだけでは、割れの原因を解決できません。
浮き・欠損・チョーキングも点検
表面を触って白い粉が付くチョーキングは塗膜劣化のサインです。
壁を軽く打診して空洞音がする場合は、モルタルが下地から浮いている可能性があります。膨れや欠損、雨だれ、カビ・藻も確認し、高圧洗浄後に十分乾燥させてから補修します。
雨水の浸入が疑われる場合は、塗装だけでなく原因箇所の処置が必要です。

下塗り材と塗料の選び方
吸い込みが強い下地にはシーラー、細かな凹凸やひび割れを整えたい場合にはフィラーなど、状態に合わせて下塗り材を選びます。
微細な動きに追従する弾性・微弾性仕様が適することもありますが、既存塗膜や外壁の含水状態との相性確認が欠かせません。塗料のグレードだけでなく、下塗りから上塗りまで一つの仕様として考えましょう。
模様と補修跡を自然に整える
モルタル外壁は、リシン、スタッコ、吹き付けタイルなど既存の模様によって仕上がりが変わります。
補修部だけ平滑なまま塗ると跡が目立つため、周囲に合わせた肌合わせが必要です。あまば建装では現地調査でひび割れや浮きを確認し、補修方法と仕上がりを分かりやすくご説明します。
