練馬区で築40年ほどのマンションのモルタル外壁の塗装&防水工事

練馬区にて築年数でいうと40年ほどのマンションの外壁塗装とベランダの防水工事をお任せいただきました。
こちらの施工事例では下地補修から塗装、防水の流れをご紹介していきたいと思います。

高圧洗浄

塗装前の高圧洗浄

塗装を行うにあたってまずは足場を着工し、高圧洗浄を進めていくところから工程が始まります。
駐車場に停まっているお車の移動や、駐車場の確保など諸々の調整を居住者様、オーナー様などと進めていよいよ始まるわけですね。

マンションの外壁塗装は戸建ての塗装と違い、住んでいる方が非常に多いうえ塗装面積が広いため工程が長くなるため色決めや皆様の理解、諸々の調整などにかなり時間をかけて行ったうえで着工という流れとなります。

モルタル外壁の高圧洗浄

洗浄機で外壁に付着した汚れ、カビ、苔などを除去していきます。
塗装の仕上げを良くするための重要な段取りなわけですが、もし高圧洗浄を行わないまま塗装をすれば(そんな業者はいないわけですが、仮のお話しをすれば)、すぐに塗料が剥がれてしまうことになるでしょう。
「塗料が密着しない」といった言い方をするのですが、本来15年の耐用年数が期待できる塗料でも部分的には数年で塗料が剥がれてくるといった「施工不良」につながるんですね。

ベランダの高圧洗浄

マンションの場合はベランダも共有部となるため今回の塗装工事の対象箇所となります。
ただベランダの場合は、「塗装」ではなく「防水工事」と言ったりしますね。塗料を塗ることに変わりはないので、こちらも同様に洗浄し、綺麗にしていきます。

モルタル外壁下地補修

塗装工事というと、塗料を塗って美観を回復させる工事とお思いの方も多いと思います。
確かに目的の多くの部分は外観を綺麗にすることになるわけですが、塗装工事といっても大体15年に一度程度しか行わないわけです。それだけの期間が空けば、汚れの付着などもそうなのですが、外壁自体が傷んでいるケースが大半です。それを放置したままでは建物、外壁自体の寿命を縮めてしまうことになるため、塗装前に外壁の下地補修を行っていきます。

モルタルのクラックの補修

こちらのマンションの外壁はモルタルなのですが、モルタルと言えばひび割れや爆裂といった傷みですね。
こちらは外壁のひび割れをカッターでカットしていく様子です。この後シーリングを充填していくのですが、この工事をUカットシール材充填工法と言います。

モルタル外壁へのシーリング充填

シーリングを充填し、この後ヘラでならしていきます。
どうしても地震や、道路沿いの建物になると交通量が多いことによる建物の揺れなどの影響を受けるのですが、揺れの動きに建物が対応できるよう弾性シーリングにてひび割れ補修をしていきます。

モルタルの爆裂補修

こちらは爆裂の補修跡になります。
爆裂とは、雨水などの浸入によって錆びた外壁内部の鉄筋の膨張などによって表面の外壁が剥がれたりすることを言いますが、こうした補修作業も外壁塗装作業の一工程となります。
古くて外壁自体の欠けなどが気になるというオーナー様、ご安心ください。そのあたりもきちんと対応させていただきます!

塗装工程のご紹介

洗浄にて外壁表面を掃除し、傷み部分の補修が完了したら、いよいよ塗装が始まります。

マンション塗装下塗り
マンション塗装中塗り
マンション塗装上塗り

モルタル外壁に対する塗装の工程は原則3回塗りです。
一番初めの塗装を下塗りと言いますが、専用の塗料(フィラー)を使って仕上げで使う仕上げ塗料の密着をより良くするための下準備的な役割を持ちます。
特に年代の古いモルタル外壁の建物はクラックが多いため、ひび割れの追従性に優れた柔軟な塗料を使って丁寧に塗っていきます。

そして2回目、3回目をそれぞれ中塗り、上塗りと言いますが、どちらも仕上げ用の塗料を二回に分けて塗っていきます。今回は対汚性に優れたラジカル制御塗料を使い、見た目の美観回復はもちろんですが居住者様が末永く、気持ちよくお暮しいただけるよう汚れに強い塗料をご提案させていただきました。

マンション塗装アクセント部分下塗り
マンション部分アクセント部分上塗り

白を基調にしたうえで、部分的に紺色を入れて全体の印象を締めていきます。
マンションの見た目は新規入居者数のアップにもつながる重要な要素なので、単に色塗りだけにとどまらずどうしたら今の時代に合った塗装になるか?プロとしての提案を心がけています。

鉄部のさび止め&塗装&ベランダ防水

面積の広い外壁の塗装が完了したら、残りは付帯部や鉄部の塗装となります。鉄部についてはさびが大敵なので、下塗りとしてさび止めから塗布していきます。

マンションベランダ手すり部分のさび止め
マンション塗装鉄部さび止め

ケレン(塗装前に鉄の表面に付着しているサビ・汚れ・古い塗膜などを除去し、塗料がしっかり密着するように下地を整える作業)を終えた後、まずはさび止めを塗布していきます。

マンションベランダ手すり仕上げ塗装
マンション塗装鉄部仕上げ塗装

さび止めが乾燥したら、仕上げとして中塗り、上塗りの二回の塗り工程を入れていきます。
こちらも紺でアクセントをつけていきます。ベランダの手すりについては、状況によっては「交換」といった手段もあります。もちろんあまば建装でも交換に対応させていただいております。
ただ今回の場合は、耐久性や機能性に問題がないという判断だったため塗装をしております。
ちなみに費用についてはやはり交換よりも塗装のほうがリーズナブルです。

マンション塗装ベランダ防水工程
ウレタン防水(マンションベランダ)

ベランダはウレタン防水を施します。
雨が直接当たる場所なので、雨水対策が必要ですが防水工事としての選択肢としては長尺シートを敷くなどといった手段もありますね。もちろんこちらも費用や現在のベランダ床の状況によって必要なご提案をさせていただいております。

完工

練馬区のマンション塗装完工
練馬区のマンション塗装施工完了

全工程が完了です。マンション塗装の場合、戸建てと違い規模が大きいのでどうしても完工までの日数がかかります。今回は4カ月ほどの工期となりました。
もちろん居住者の皆様の安全面の不安、生活の不便さを解消しながら一つ一つの工程を丁寧に進めてまいりました。こちらの写真アップなのでなかなかわかりにくいので是非全体が見えるビフォーアフターの写真もご覧いただきたいと思います。

マンション塗装ビフォーアフター
練馬区でのマンション塗装ビフォーアフター

施工前と施工後で一目瞭然ですね!塗装によって外壁の機能と美観が回復しました。
あまば建装では戸建ての塗装はもちろんですが、こうしたマンション塗装も承っております。関西ペイントのプラチナ店として安心の技術はもちろん、いたずらに値上げをせずに職人直営店として安価での塗装をご提供しておりますのでどうぞお気軽にご相談ください。