練馬区にあるマンション外壁の下地補修が進んでいます。
モルタル外壁の特徴ともいえるのが、ひび割れです。これは振動、気温差、地震、紫外線などありとあらゆる「外壁を傷めつける原因」と日夜戦っている外壁ですから、言い換えると「戦いの勲章」とも言えたりするわけですがさすがに放置しておくわけにはいきません。

ひび割れ・・・クラックとも言いますが髪の毛ほどの細いクラックをヘアクラックと言い、これくらいのものであれば一旦放置しておいても問題ありません。しかし0.3mmを超えるようなものになるとそこから雨水の浸入のリスクがありますし、外壁内部に雨水が入れば鉄筋がさびたり、外壁が爆裂することも考えられます。
そうしたリスクを未然に防ぐための補修が今回の内容となります。

クラック部分をあえて人工的に広げていきます。グラインダーという電動カッターで幅として1cm程度でしょうか、それくらいの幅で溝を作っていくようなイメージです。
なんだか見た目としては、わざと傷口を広げているような印象を持つ方も少なくないと思いますが、この後の工程で補修材を充填していくため、放置しておくよりは当然外壁としての強度は増す形となります。

深さとしてはクラックの程度によりますが、こちらもおよそ1cm程度でしょうか。
こうした工法をUカット工法といい、モルタル外壁のクラック補修としては一般的な工法となります。グラインダーによるカット後は、溝部分を綺麗に掃除して、補修材を充填していく形となります!