練馬区で進んでいるマンションの外壁塗装ですが、前回のブログではひび割れをダイアモンドカッターにてU字型にカットした様子までをご紹介させていただきましたので、今回はカット部分にシーリングを充填していく様子をご紹介していきたいと思います。

白い補修材がシーリング材です。今回のようなモルタル外壁のひび割れに対する補修方法をUカットシール材充填工法と言います。
文字通り、シール材(シーリング材)をカット部分に充填していくのですが、これが重要で、建物は存在する以上揺れの影響を避けることができません。しかしシーリング材を充填することによって、改めて揺れの影響を受けてひび割れが再発してもシーリングが充填されていることによって揺れに追従してくれるため、外壁の奥までひび割れてしまうことを防いでくれる効果があるのです。

これはシーリングに「弾性」という特徴があるからですね。
※弾性・・・外力によって変形した物体が、その外力が除かれた時、もとの形にもどろうとする性質。
シーリングは一般住宅の外壁目地(サイディングボードなどの継ぎ目)にも使われるのですが、揺れ対策(耐震)のためでもあるんです。

シーリングを充填したら、あとはヘラで仕上げならしを行います。
一つは見た目を平らにするということが目的になりますが、それと同様に大切なことがきちんとカットした部分に密着させるということですよね。数カ月でシーリングが剥がれてきてしまいました・・・では話になりませんので、きちんとした下地に密着させるためにヘラで押さえて仕上げをしていくというわけですね!